BLOGブログ

現実力量における3つの歯車と戦略④

 

From:葉山倖成

 

 

相手を受け入れるとは

一体どういうことなんでしょうか。

 

 

理解はできたが、受け入れることはできない。

 

 

そんな感覚を持った経験は

誰にでもあると思います。

 

 

受け入れることと誤解されがちなのが

相手に染まる、流される、従うという感覚です。

 

 

相手を受け入れてしまうと

自分を失ってしまうんじゃないか?

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

例えば、上司に頼まれごとをされて

それは嫌だ!!!!やりたくない!!!

と、思うことがあったとします。

 

 

その時、すぐに反応せず

まずは、相手を理解することを心がけること。

 

 

上司がなぜ頼みごとをしているのか?

それが上司にとってどれくらい大切なことなのか?

 

例えそれが「お茶を淹れてくれ」という一言であったとしても

上司にとっては《 今すぐお茶を飲みたい理由 》というものが

必ず存在します。

 

 

(お茶くらい自分で淹れろ…)と思いたくなるでしょう。

 

 

確かに、お茶なら買いに行くか自分で淹れるか

自分でもできることですし

その方が早いことも実際にあると思います。

 

 

ですが、これだと

コミュニケーションが取れるかというと

非常に難しくなってくるのではないか?

と、僕は思います。

 

 

きっと、お茶を淹れてくれと言われた人は

その上司に対してネガティブなイメージを持つでしょうし

嫌々お茶を淹れている相手に対して

上司もいい思いはしないでしょうし。

 

 

そうやって、コミュニケーションの糸は

徐々に徐々に解れていくものです。

 

 

なので、まず相手を理解する。

もしかしたら上司の方もその上司から

あれどうなっているんだ?

これはどうするんだ?

と言われているのかもしれません。

 

 

頭の整理にエネルギーを使っていて

お茶を淹れることすらままならない状態なのかもしれません。

 

 

そうやって相手の背景を汲み取ることができれば

余計な感情は生まれずに済みますし

何より、自分のエネルギーも無駄に使うこともなくなるでしょう。

 

 

では、今度は受け入れるということですが

お茶を淹れてくれと言われて

嫌々お茶を淹れたとしたら?

これは受け入れていることになるのでしょうか?

 

 

行動的には、言われたことをやっているので

一見、受け入れているように感じるかもしれません。

ですが、そこには

 

・言われたからやってる

・しょうがなくやっている

・あとでガミガミ言われたくないからやっている

・変な評価をつけられたくないからやっている

 

などなど、様々な否定的な理由があると思うのです。

やりたくないけど…というものです。

 

 

つまり、行動では受け入れているようで

心では拒否しているということです。

 

 

そして、相手に伝わるものは何かと言うと

行動面ではなく、心理面なのです。

 

 

お茶を淹れてくれているな!

というより、嫌々お茶を淹れてるな…

ということが相手には伝わってしまうものなんですね。

 

 

そうすると、次に何が起きるかというと

嫌々やっている相手を見ているわけですから

当然いい気持ちはしないでしょう。

もしかしたら、「忙しい中、悪かったね」と

言ってくれる素晴らしい上司もいらっしゃるでしょう。

 

 

これは、お茶を淹れてくれた相手を

理解しているからこそできるコミュニケーションです。

 

 

ですが、多くの場合

怪訝な表情でお茶を受け取り

「ありがとう」と言ったにしても

そこに思いが乗っていなかったり…

 

ということも起こるでしょう。

 

 

そうすると、そんな上司の態度を見て

 

(こっちは忙しい中やってんのに、

ちゃんと「ありがとう」くらい言えや!!)

 

なんて気持ちも生まれてくることでしょう。

 

 

ん~~

さらに、コミュニケーションが悪化していきそうですね^^;

 

 

これだと、相手を受け入れても

いいことないじゃないか!とも思うでしょうし

聞いて損した!とも思うかもしれません。

 

 

ですが、これは受け入れたのではなく

ただ《 従った 》ということになります。

 

 

こういったことが、職場だけでなく

家庭や学校や恋人関係などでも数多く見受けられます。

それが原因で、しなくていい夫婦喧嘩をしたり

友達との関係性が崩れてしまったり…

 

決して、人ごとでは片付けられない事柄だと

僕は思っています。

 

 

では、受け入れるとはどういうことなのか?

 

 

簡単に言えば

《 お茶を淹れて欲しいんだな 》という

上司の《 思い 》を一旦受け取るということです。

 

 

コミュニケーションがうまくいかない時というのは

相手の思いよりも、自分の思いを優先させてしまっていることに

その原因は眠っています。

 

 

先ほどの話でいうと

お茶を淹れて欲しい、という上司の思いより

私今忙しいんですけど、という自分の思いが

先立ってしまったことが

コミュニケーションの糸を解れさせる原因となっているということです。

 

 

なので、一度相手の思いを受け取り

その上で、自分がその期待に応えられるのか?どうなのか?

判断をすることが大切です。

 

 

先ほどのお茶の件で言うならば

自分でもできるようなことなんだけど

何かしら、淹れて欲しい理由があり

お茶を淹れて欲しいという思いがある。

 

 

それを私に伝えているんだな。

 

 

と、一旦受け取った上で

今自分が取り掛かっていることで手が空いていないのであれば

私が今手が空いていないので

どなたか淹れていただけますか?

と、第三の案を提案することもできるでしょうし

 

 

後○分、お待ちいただけますか?

これが終わり次第、すぐ淹れますね!

とも言えるでしょうし

 

 

そういったやりとりを見ながら

私なら今動けるな!と感じた方が

「私が代わりに淹れましょうか?」と代わりに淹れてくれる方が

現れるかもしれません。

 

そういった方を《 空気が読める人 》とも言いますし

心配りができる人とも言えるでしょう。

 

 

そして、極め付けは

上司の様子を見ながら

(あ、これお茶って言ってくるな…)と

アンテナを高く張り、事前に準備される方もいらっしゃいますね。

 

 

このような方は、周囲からの評判もいいでしょうし

間違いなく、仕事ができる方と言えるでしょう。

 

 

それが、コミュニケーション能力の差なのです。

 

 

つまり、コミュニケーションとは

《 相手あってこそ 》のスキルであり

これを僕たちは《 相手中心のスキル 》と言っています。

 

 

これを身に付けるためにはトレーニングが必要です。

 

 

このじぶんブランド革命プロジェクト!では

このような相手中心のスキルを

身に付けることで、現実力量を上げていくことが可能なのです。

 

 

では、次回は

自他認識力について、お話しいたします。

 

 

人生に、こだわれ!
^^^^^^^^^^^^^^^^^^

back

Recommended

ページの先頭へ戻る