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『いい子ちゃん』をやめられない人へ

From:葉山愛

 

ある女性から、こんな相談を受けました。
 
「一度やると決めたことを
やっぱりやらないと選択して
自分を責めてしまい苦しい。」
 
という内容でした。

 
 
彼女は自分でもおっしゃってましたが
俗に言う『いい子ちゃん』として
これまで生きてきました。

 

「一度決めたことは最後までやらないといけない」
「他人に迷惑をかけてはいけない」
 
という信念(思い込み)があるので
それをできなかった自分をどうしても責めてしまう。
 
「できない」=「悪いこと」と思ってしまい
罪悪感を持ってしまうということでした。
 
こういう方、女性に多いのではないでしょうか?

 


 
罪悪感についてはこれまでにも何度かお話してきましたが
今回は『いい子ちゃん』をやめるという視点でお話しますね。

 

 

『いい子ちゃん』には完璧主義の傾向があります。
 
なので、

「一度決めたことをやめる、断る」というのは
自分の中で最低だ、嫌だと思っているんですね。
 
だから、それをやってしまった時に
自分を責めて罪悪感を感じてしまいます。
 
でも、一番大切なのは
「現在地を知り、行動を決めること」だと思うんです。
 
大きな視点で見ると、
「一度決めたことをやめる」ことが
一概に悪いこととは言えません。
 
また「他人に迷惑をかけてしまった」というのも
実は本人の思い込みで、
相手は何とも思っていないというケースもあります。
 
完璧主義に囚われていると
物事の本質が見えなくなってしまう時があります。

 

専門的な話になりますが
「罪悪感は自分を守る行為」でもあるんですね。
 
自分を責めていれば、
他人に迷惑をかけることもないし
(実際は何らかの形で他人に迷惑をかけていることもありますが)
行動しない言い訳にもなります。
 
私は、みなさんに貴重な生命を
そのような時間に使ってほしくないなと思っています。
 
一刻も早く罪悪感のループから抜けて
『いい子ちゃん』を演じなくても
本来の自分らしさを大切にして
生きていってほしいと思っています。

 

 

そのために、知っていて欲しいのは

「人は完璧じゃないよ」

ということです。
 
どんなに完璧に見える人でも必ず欠点があります。

完璧な人なんてどこにもいません。

 

「一度決めたことをやめる」

生きてたら、そんなことだってあります。

 

理想の自分を生きられなくても、
 
「中途半端な自分もいるんだな」

「あきらめてしまう自分もいるんだな」

というふうに、現実をそのまま受け取って、
そんな自分も今の自分なんだなと、
自分の現在地をそのまま受け入れる。
 
究極言えば、こんな自分も自分と
開き直る感じ。
 
その上で、そのままの自分で生きていきたいのか?
変えて成長していきたいのか?
 
選んだらいいんです。
 
とは言っても、
 
自分を責めている状態の時は
自分のことも物事も俯瞰して見ることが
できなくなっています。
 
だから、感情を外して客観的に見ることが
難しいこともあると思います。
 
そんな時は、実際に「体で感じてみる」ということをおすすめします。

 

 

よく悩み事があったり、気分が晴れない時に
山に登ったり、見晴らしのいい場所に
行かれる方がいらっしゃいますが
とても理にかなった行動だなと思います。
 
実際に、高い所に登ると視点が変わるので
上から景色を見ることで、
自分が生活している場所の小ささを体感できます。
 
そうすると、自分の抱えている問題も
とても小さなものだと認識できるので
囚われているものから抜け出すことができます。
 
視野を高く持つと
物事をニュートラルに受け入れやすくなります。
 
私も気分が落ち込んだ時は
よく夜景を見に行ったりしていました。

 

心と体は繋がっています。
 
頭の中で解決できない時は
体を動かしてみましょう。

 

物事をフラットに受け止められると

落ち込むこともなく
 
「もっと成長しよう」と前向きに
健全に受け止められるようになります。

 

今回、私に相談してこられた女性は
心理や潜在意識についてよく学んでいる方でした。
 
「頭では理解しているのに、実践するとなると難しい」
とおっしゃってましたが本当にその通りです。

 

知識があっても、実践できるかどうかは別物です。
 
日々、トレーニングが大切!
 
一瞬で変わる魔法なんてありません。
 
トレーニングして、習慣づけていくものです。

 

 

『いい子ちゃん』をやめられない人へ。
 
できないのは当たり前。
できるようになった時には忘れています(笑)
 
できている時は無意識になっていますから。
 
ふとした時に
「そう言えば、自分を責めることが少なくなったな」とか
「前に比べるとできるようになっているな」と気づきます。
 
そして、
今すぐ『いい子ちゃん』をやめられなくても大丈夫!
 
少しずつ変化することを楽しみましょう♪
 
それに、
人は不完全な部分をチャーミングだと感じるものです。
 
あなたが好きだなと思う人も
どこか欠点があったりしませんか?
 
あなたがダメだと思っている部分も
他人から見れば愛すべき欠点かもしれません。

 

もし、何か悩んでいたり、罪悪感を感じる場合は
「高い所に登り、視点を切り替える」ということを
やってみてくださいね。

ほかの誰でもない、わたしを生きる。
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