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目標設定が自分を苦しめる?(後編)

From:白石慶次
 
 
前回、目標設定が自分を苦しめる?
という記事の中で、目標設定において発生するデメリットについて触れました。
(読まれてない方はこちらから読んで下さいね)

>> https://shiraishikeiji.com/?p=3853
 

 
今回は目標設定をすることの
メリットについてお話します。
 
目標設定すると
どんなメリットがあると思いますか?
 
少し考えてみてください。
 
目標設定することで
何を得られるでしょうか?
 
目標設定のメリットはいくつもあります。
 
ここでは、この3つを取り上げてみたいと思います。
 
========================
1.やるべきこと/やるべきでないことがクリアになる
2.目標達成することで達成感や充実感が得やすい
3.アイデンティティーを構築することができる
========================
 
それでは、ひとつずつみていきましょう。

1. やるべきこと/やるべきでないことがクリアになる


 
前回、
「目標設定することで選択肢が狭まる」
ということをデメリットに挙げましたが、
実はこれ、見方を変えるとメリットなのです。
 
選択肢が狭まると
それだけ一つの物事に
エネルギーを集中させることができます。
 
僕の知る「成果を挙げる人たち」は
ある一定の集中力を持っています。
 
ここでいう集中力というのは
「2時間で本一冊読みきる!」
とかそういう類のものではなくて
 
「何かひとつの物事をやり遂げるために
 その他の不要なものを切り捨てて
 重要な一点に集中することができる」
 
といった、ある種決断力に似た
凄まじい集中力のことを指します。
 
「成果を挙げる人」というのは
 
「何かに集中する時期をつくることができる人」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 
が多いような気がします。
 
 
人は「やるべきこと」は常に頭の中にありますが
「やるべきでないこと」については無頓着になる傾向があります。
 
実は、
「やるべきでないこと」をクリアにして
「やらないことを決めること」の方が
「やるべきことを決めること」よりも重要だったりします。
 
人は、ある一定期間エネルギーを集中させることが
できれば大抵のことは成し遂げることができます。
 
エネルギーを集中させることができる。
 
これが目標設定のメリットだと言えるでしょう。

2. 目標達成することで達成感や充実感が得やすい


 
目標に向かって前進しているのが
目に見えてわかると当然モチベーションも維持できます。
 
目標達成の過程で自分の成長を認めることが
できるようになると、その繰り返しはやがて
自信となり自己肯定感が高まっていきます。
 
「成果を挙げる人たち」は
目標達成しなかった時も凹みません。
 
例え未達であっても
目標達成のプロセスで全力を尽くした自分を認め
自分の生き方にYesを出しているので、結果だけで
一喜一憂しないのです。
 
その上で、なぜ目標達成できなかったのか?を
客観的に分析し、できなかったことを改善していくのです。
 
失敗によって自分を責めることもないのです。

3. アイデンティティーを構築することができる


 
目標を立てるとアイデンティティーが生まれ
セルフイメージが作られます。
 
僕はこれが一番重要なことだと思っています。
 
例えば、仮に
「◯年◯月までに月収100万円を達成する」
という目標を立てたとします。
 
そうすると、
「私は月収100万円を稼ぐ人間である」
というアイデンティティーが作られます。
 
アイデンティティーとは自己定義です。
 
「自分が自分をどういう人間だと見ているか?」

ということなので

月収100万円という目標を掲げると

「自分は月収100万円を稼ぐ人間だ」

と自分のことを見始めるのです。
 
このアイデンティティーの変化は
私たちの人生に直接影響を与えます。
 
なぜなら、

アイデンティティーを構築する

→アイデンティティーを基に思考が始まる

→思考を基に行動(選択)をする
 
つまり、そのアイデンティティーに相応しい
考え方や行動をするようになり、その考え方と
行動が現実を創り出すので、結果的として
アイデンティティーに相応しい人生となっていく訳です。
 
結論をまとめると、
「目標は立てないより立てた方がいい」
と個人的には思っています。
 
ただ、いつもいつも
「明確な目標を持って生きなさい」
というつもりはありません。
 
人生は長いので、目標や目的を持たずに
いろんな可能性を模索したり、
何事も白黒はっきりさせるのではなく
時に流れに身を委ねるような、そんな
時期があっても良いと思っています。
 
目標に向かってものすごく努力する時期と
身を委ねて流される時期を交互に繰り返す・・・
 
それが人生ではないでしょうか。
 
あなたはこの先、どんな人生を歩みたいですか?
 
 
あなたにしか、できないことがある。
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