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当たり前のことが当たり前でなくなっている時代…なのか?

From:佐藤 晋也
 
 
先日テレビを見ていたら、
お笑い芸人のハライチ岩井さんが
 
『自分の子供を育ててイクメンって意味分からない』
 
ということを言ってたのですが、
まぁ、確かに『なるほど』ですよね。
 
 
今ってなんだか

『当たり前のことが当たり前でなくなってるのかな?』

と思うことしばしばなのです。
 
 
イクメン
 
そしてこの前、受講生からこんな話を聞きました。
 
その方は起業家でお金持ちらしいのですが、
前は『ちゃらちゃらしてて嫌な奴』と思ってたらしのです。
 
しかし自分がビジネスを始めて
『お金を稼ぐことの大変さ』を体験してみると、
 
その人がどれだけ凄いのかが分かって、
その方に対する見る目が変わったというのです。
 
 
私も会社員経験がありますが、
今考えると、それはそれは役立たずな社員でした。
 
そして給料も多かったとは言えませんし、
だいたいいつも会社の不満しか言ってませんでしたね(笑)
 
 
考え方によると、
会社って従業員に仕事をくれている組織だと思うのです。
 
自営業やフリーランサーの立場になると、
仕事をくれる人って本当にありがたい存在なのです。
 
そして多くの場合、
起業スタートアップの時期は、
会社で執り行う業務を小さい規模でですが、
すべて自分一人でこなさなければなりません。
 
営業、セールス、サービスや商品の提供、
アフターフォロー、事務処理、支払い関係、税務処理 etc.
 
仕事が大変
 
会社というのは分業ですから、
仮に営業マンだとしたら

会社から営業という仕事を貰っている

という言い方もできるかもしれません。
 
そして同じように、
事務方の仕事を貰っている人もいれば、
アフターフォローの仕事を貰っている人もいる。
 
そういう見方もできるのかなと思うのです。
 
 
さて、もしですが

『会社が自分に仕事をくれている』

という見方ができたとしたら、どうでしょうか?
 
私は会社員の頃、
こんなことは考えたこともありませんでした。
 
でももしそう思えていたら、少なくとも当時より

『仕事がある』

ということに感謝できてたのではないかと思うのです。
 
 
そしてそうであれたなら、
もっと一生懸命頑張っていたかもしれません。
 
すると当然評価も変わってくるでしょうし、
何より感謝しながら仕事ができるということは
精神衛生上、とても良いような気がするのです。
 
 
私は会社勤めの方は本当に凄いと思っていて、
思いっ切り社会不適合者な自分には到底真似出来ないのです。
 
特に勤続10年なんて経験がある方には、
本当に尊敬の念しかありません。
 
続けられるということは、
それだけで凄い価値なのです。
 
私にはできないので本当にそう思います。
 
 
そして現実的に社会を回しているのも
社会の中で一番多い会社勤めの方たちなのです。
 
にもかかわらず当の本人が

  • いやいや毎日仕事をしたり
  • それで精神をすり減らしていたり
  • 不満ばかりの毎日だったり

という話を聞くと、
どうにかできないものかな?と思わずにはいられないのです。
 
 
昨今は起業ブームですから、
『起業することが凄い』というような風潮があります。
 
場合によると

『会社員でいることに劣等感を感じている』

ということも現実にあるのです!
 
それは本当に悲しいことです。
 
 
最初のイクメンの話に戻りますが、
何となくですけど、本当に何となくですけど、
 
仕事に生きがいややりがい、
仕事における自分自身の価値を感じられないから、
そこで満たせない何かがあるから、
 
わざわざ『イクメン』なんてものを創り出し、
そこで何かを満たそうとしてるのかな?

と、そう感じるのです。
 
 

もちろん仕事が全てではありませんが。
 

もっと言うと、
『何にもない自分にイクメンという称号が欲しいのかな』
とか
 
『何かの役に立っている』
という実感を言葉で形にしたいのかな?
 
とも思うのです。
 
 
そもそもイクメンって子供のためなのか?
それとも奥さんのためなのか?
それとも自分のためなのか?
 

誰のためにやってるんだろうか?
と思うのです。
 
 

もし自分のためだったとすると、
言葉は悪いですが、
子供を使ってオナニーしてるようなものじゃないのか?
とも思うのです。
 
『自分の子供使って自分を満たしている』
という言い方もできるでしょうか?
 
もちろん本人はそんなつもりはないでしょう。
 
 
私の父は私の面倒をよく見てくれましたが、
私が父に対して一番尊敬の念を持っている部分は

仕事を一生懸命していたこと

です。
 
 
当時はブラック企業なんて言葉もなく、
そもそも父は私が物心付いた頃から自営業でしたから、
私が起きる前に出ていき、寝たあとに帰ってきていました。
 
私はそんな父を子供ながらに

『凄いなぁ』

と思ってましたし、カッコイイと思っていました。
 
とても大きな信頼を寄せていたのです。
 
 
私も岩井さんの仰るように
自分の子供を育てるのは親の役割で、
わざわざイクメンなんていうようなものでもないと思います。
 
しかし

『そうとでもしないといけない時代』

になっているのかな?とも思うのです。
 
そしていろんな言葉が出てきますが、
そのほとんどが一過性で終わるのが余計に

『あれはなんだったんだろう…』

という気持ちにさせているのかもしれません。
 
 

あなたにしか、できないことがある。
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