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【続編】「うさぎとかめ」から学ぶ人生

 

From:葉山倖成

 

今回は「うさぎとかめ」の物語の

続編についてのお話です。

 

前回のブログの内容は、

 

「目的の違いがあったから、

 うさぎはかめに負けたのではないか」

 

というテーマでした。

 

簡単に振り返ると、

うさぎはかめに負けないことが目的なのに対して、

かめはゴールすることが目的だった。

 

つまり「うさぎとかめ」の

話から得られる教訓は、

 

誰かと比べていても仕方がない。

自分のゴールを明確に持ち、

ただただそこに向かって進めばいい。

 

という話をしましたね^^

 

では、そもそもですが、

 

『なぜうさぎは

 周りと比べないといけなくなったのか?』

 

ここが非常に面白く、

僕たち人間にも当てはまるところが

あるのでは?と思い、

今回はそのことをテーマにお話していきます^^

 

調べてみて分かったのですが、

実はこの「うさぎとかめ」には続編があったのです。

本当の続編なのか、

誰かが作った話かは分からないですが^^;

 

かめに負けたうさぎは、

村を追い出されたのですが

その理由は、かめに負けたからでした。

 

別にかめと競争をしたからといって、

村を追い出されはしないでしょう。

 

“負けたから”追い出されてしまったのです。

 

つまり、うさぎ村からすると

 

「お前はうさぎにとっての恥だ、

 そんな奴はこの村から出て行け。」

 

ということなのでしょうね。

 

そういう村ということはおそらく、

このうさぎは子供の時から

 

走るのは早くなきゃいけない

走るのは誰にも負けてはいけない

 

そんな教育を

受けてきたのではないかと思います。

 

そういった教育があったため、

うさぎの基準は、

 

周りと比べて自分がどうなのか?

 

というものになってしまったのでしょう。

 

ここで伝えたい事は、

環境が人格を作っているということです。

 

ここが非常に恐ろしいところで、

うさぎにとってはそれが当たり前で、

好きでその人格になったわけではないんです。

 

自分の生まれてきた環境

育ってきた環境

関わってきた人たちの価値観

 

などなど、そういったものが

ずっと刷り込まれてしまったため

 

「周りと比べるのは当たり前だし、

 誰かと比べて勝つことも当たり前だ。」

 

そんな自分を作ってしまったのです。

 

自分が育ってきた環境が当たり前で

正しいと思い込んでいたこと。

 

これが、うさぎがかめに負けてしまった

大きな原因だと僕は思います^^;

 

これって僕たち人間にも

言い換えることができると思います。

 

両親や学校、友達など、

そこで話されてる内容や、

当たり前とされていることが

 

僕たちの中では、

普通だと思い込んでいるのです。

 

その結果、

自分にとってはそれがおかしいと疑うことも

しなくなるのです。

 

しかし、大人になってからは、

そういった自分をちゃんと見直す必要が

あるでしょう。

 

うさぎは、

育ってきた環境による思い込みから

周りに絶対に負けたくなかった。

 

だから相手が絶対に負けないであろう

かめを選んだのです。

 

ちなみに、少し話は飛びますが、

実はこの競争、かめの方からうさぎに

挑戦状を渡してるんですよね^^;

 

「うさぎとかめ」の童謡を

聞くと分かるんですけど、

2番の歌詞でかめはこんなことを言ってます。

 

「なんと おっしゃる うさぎさん

 そんなら おまえと かけくらべ

 むこうの こやまの ふもとまで

 どちらが さきに かけつくか」

 

つまりかめは

 

「僕だってかけっこは早いんだぞ、

 だからあの丘まで競争しようじゃないか」

 

このように、

かめがうさぎに仕掛けてるんです。

 

そのかめからの挑戦、挑発に、

うさぎはまんまと乗ってしまったのです。

 

なぜ乗ったかと言うとうさぎにとって

足が早いということが自分の正義であり、

自分の正しい価値観だったからです。

 

競争するまでもなく自分より足が遅いかめから 

「いや僕だって早いよ」って言われたことが

おそらくカチンときたのでしょう。

 

どう考えても、うさぎの方が早いにも

関わらずです^^;

 

このように、

しなくていいことに乗ってしまうことって

生きていく中で結構あると思うんです。

 

それをかめは分かっていて誘ったのかと、

僕は少し考えてしまいます。

 

うさぎとかめが、前から

仲良しだったのかは分かりませんけど、

うさぎが

 

「自分は足が早い、自分は誰にも負けない」

 

そんなことを普段から言っていたのを、

かめは聞いていたと仮定します。

 

そこでかめは、

 

「これは一回、このうさぎさんを

 懲らしめないといけないかもな。」

 

そんな思惑があってうさぎを挑発したのであれば、

僕の中で、ストーリーが繋がっていくんです^^

 

どう繋がるのかと言うと

かめは、途中で寝ているうさぎを

なぜ起こさなかったのか?

 

童話の中を見ると、

普通にかめはうさぎの横を通っています。

 

それに、うさぎもかめが気になっているのに、

彼が見えないところで休むようなことは、

多分しないと思います。

 

そう考えると、

かめはうさぎが寝てるのを横目にして

通り過ぎたと思うんですよね。

 

その時に、

 

「やっぱり思った通りになってるな、

 これでうさぎも反省するだろう」

と思ったのか

 

「ヘッヘッヘ、寝やがって、しめしめ。」

と思ったのか

 

どちらかは分からないです。

 

でも僕は前者の方であって欲しいです^^

 

そうやってかめはきっと、

うさぎ自身に自分を省みる機会を

作ってあげたのです。

 

なぜなら、そこには

かめの愛があったではなかろうかと^^

 

そんなことを僕は

「うさぎとかめ」という物語から

考えてしまいます。

 

そんなことを考えると、

人生にも役立てることができるんですよね。

 

人と人との関わりや、

自分が身を置いてきた環境によって、

今まで当たり前だと思っていたことも

 

実は自分の人生にとって

あまり必要でないのことなのかもしれない。

 

そういったものを、

この物語では教えてくれたのかなと^^

 

自分が今、当たり前だとか、

常識だとか思っている事は、

自分が望む人生に対して

常識だと思ってることなのか?

 

子供の頃からずっと言われ続けたりとか、

自分が身を置いてきた環境によって、

作られてるものなのかっていうことを、

是非、分かってもらいたいと思っています。

 

このブログが、

何かそういうきっかけになったら嬉しいです。

 

では、また。

 

 

 

人生に、こだわれ!

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