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自己否定してはダメ?そんなことはない!自己否定が人生を加速させる理由

From: 白石慶次
 
 
前回、
スピリチュアル系の学びの功罪について
お伝えしました。
 
今回の記事に目を通す前に是非ご覧くださいね。
>>https://shiraishikeiji.com/blog/4091/
 

 
自分を変えよう!
人生を変えよう!
 
という人たちがいますが、そもそも
 
============================
『変わらなくてはいけない』と
思うこと自体が、諸悪の根源でしょう?
============================
 
 
そうです。
その通り。
間違いありません。
 
あなたは変わらなくていい。
変わる必要なんてありません。
 
変わらなくてはならないと思うということは
それだけ自分の中に『ダメな部分がある』と
信じている証だから。
 
その『自己否定』がすべてを狂わせる。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 
あなたは、あなたのままで
不完全で完璧な存在である。
 



 
ステージ1をクリアしている人は
この『不完全な自分』を完璧に受け入れいています。
(ステージ1については前回の記事をご覧ください)
>>https://shiraishikeiji.com/blog/4091/
 
 

ありのままの自分を知り、理解し
その自分にOKを出すことができている。
 
そこに一切の自己否定が存在しないのです。
 
不完全だからといって
 
いじけたり
自己嫌悪になったり
落ち込んだり
人を羨ましがったり
人を攻撃することで自分を守ったり
自分の不完全な部分を必死に隠そうとしたり
言い訳したり
取り繕ったり
善い人を演じたり
自分を良く見せようとしたり
失敗を恐れて、できない自分を見たくなくて
挑戦することから逃げたり
 
・・・
 
こんなことを一切しないのです。
 
ダメな自分を否定しないのです。
 
 
不完全な自分を受け入れているからこそ
自己否定がなく、深い自己承認と
存在承認ができています。
 
これが< 健全な自己否定 >です。
 
 
健全な自己否定の例を挙げましょう。

 
ある人は、
子どもの時にいじめられた経験がありました。
 
彼にその時の体験を話してもらうと
 
『小学生の時、いじめられた経験があります。
きっかけは、いじめられっ子の味方をしたことでした。
私は弱い人を守りました。
 
結果的に今度は自分がいじめられることに
なってしまったのですが、私は自分の正義感を
曲げなかったことを誇りに思っています。
 
そして、いじめっ子たちは常に4〜5人のグループで
独りの私をいじめ続けました。
 
とても恐かったし、逃げたくなることもあったけど
私は逃げませんでした。
 
親や先生も味方してくれませんでした。
 
私は独りでしたが、それでも彼等に屈することなく
独りで戦い続け、負けませんでした・・・』
 
と。
 
 
これは彼の『記憶』です。
事実ではなく、記憶です。
 
僕は彼の話にとても違和感を覚えました。
『負けなかった』
という言葉に対してです。
 
 
だって、冷静に考えてみてください。
 
いじめっ子5人対1人で
負けなかったというのは
一般的に不自然でしょう。
 
事実をよくよく聴いてみると
それはそれは酷いいじめの内容で
一方的にやられていたのです。
 
つまり、事実は『負けていた』のです。
 
 
この人にとっては
『負けること = ダメなこと』
『弱いこと = ダメなこと』
『負けを認めること = 自分が弱いということを認めること』
になるので、『負けなかった』という
言葉を使い、記憶を改ざんすることで
都合良く解釈することで自分を守っている訳です。
 

勿論、本人は全くの無自覚です。
 
これが自己否定の状態です。
 
理解できますか?
 
 
彼は事実、負けているにもかかわらず

『負けてはいけない』と
 
負けている自分を否定しているのです。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 
 
この事を理解した彼は
『本当は負けたんだ』と
現実を受け取ることできました。
 
あの時、自分独りで精一杯戦って
抵抗したけれども、負けたんだ。
 
自分は弱かったんだ。
 
と、自己否定することなく
当時の自分を受け入れました。
 
一番嫌な自分を認めることが出来たのです。
 
 
その瞬間から
肩から力が抜け、強がったり、
頑張り過ぎたりすることがなくなり
本来の自分で自分らしく生きることが
できるようになりました。
 
いじめられた経験を
笑顔で話せるようになりました。
健全な自己否定とはこの様なことです。
 

 
自己啓発やスピリチュアル系の教えでは
 
「自分を大切にしましょう」
「自分を愛しましょう」
 
と言われますが
 
自分の良い部分だけではなくて
一番見たくない嫌な部分もすべて引っくるめて
自分を認め、愛することではじめてバランスが取れます。
 
 
地に足をつけるとは、言い換えれば
< 陰陽のバランスが整った状態 >
であると言えるでしょう。
 
万物には陰と陽がありますが
それは「良い/悪い」ではありません。
 
僕達が勝手に解釈をしているだけです。
 
 
不完全な自分を認めるということは
自分の中にある「陰の部分」も認めるということです。
 
世間一般には
陰=悪いもの、ダメなもの
とされ、敬遠してしまいがちですが
決してそうではありません。
 
それは隠れた才能かもしれないし、
あなたの陰が、誰かの希望の光となる
可能性だって十分ありうるのです。
 
陰と陽を持ち合わせているからこそ
あなたは唯一無二の存在であり
素晴らしい価値があります。
 
人は「自分の人生の主人公」となって初めて
自分の人生をコントロールできます。
  
健全な自己否定は成長を加速させます。
 

あなたが一番見たくない部分はどこですか?
 
 
本当は上手く行っていないのに
上手く行っていると自分をごまかしている部分はどこですか?
 
あなたが目を背けてるところに
成長の種が眠っているんですね。
 
 
あなたにしか、できないことがある。
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